スイスの学校事情

スイスでは、もともと子供たち全体の2割ぐらいしか、中学や高校、大学には進学しません。では8割の子供達はどうなるのか?

職業訓練学校のようなところにゆき、手に職をつけてゆきます。 自分の進む道を10代始めに決めて進みます。そんな!人生をわずか12〜13歳で決められるの? 残酷かもしれませんが、ある意味それは正しいことかも知れません。 

日本は高校無償化、大学ももしかしたら、、という道に進み始め、全入時代へ、格差の無い社会へ、を目指していますが、果たしてこの道は正しいのか、海外の学校と比べると、疑問を抱きます。

今回スイスに行き、コロナ禍でのスイスの公立学校(public school)と、私立学校(private school)の対応はどうだったのか?を聞く機会がありました。

公立学校の先生は、その給料を国から手厚く保護されており、このコロナ禍で何もしなくてもお給料は払われ、かたや私立学校の先生方は、最終学年のIB、FB、スイスマチュの試験のため、しいては学校の評価にも繋がり、自分たちの給料にも反映するので、必死でオンラインで授業をしていたようです。(もちろん私立学校でも、クオリティの差はあったようですが)

ちなみに、スイスの公立学校の先生の給料は、私立学校の先生よりもはるかに高水準だと伺いました。

国から手厚く保護される事になる日本の教育が、より良い結果を生み出すことが出来れば、税金を投じる意味もあり、世界で活躍する日本人を生み出せることができるのかもしれません。

実際、明治時代の日本人は、国の誇りをかけ留学し、名を残した偉人が多いわけですから、日本人が世界に劣っているわけでもなく、その志が、国が豊かなぶん、自分の学生時代も含め、少し甘いかもしれません。

最後は志を持って勉強する意思があるのか、、が一番大事だと思います。

スイスでは公立学校に進学する学生を2割に厳選しているため、自ら進んで学習できる、かなり賢くしっかりした生徒が多いようで、先生から何も言われなくてもやる!やれる!が基本のようです。

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