「住むや誰(たれ) 訪(と)ひてやみんとたそがれに、、」地歌の「夕顔」という曲の冒頭の歌詞、、、私は秋のこの黄昏時が大好きです。片手にワイングラスやシャンパングラスがあれば、なお最高。
この夕顔は言わずもがな、源氏物語の夕顔の巻よりとても短い歌詞にまとめられた曲で、割に初心者用の曲でもあります。かく言う私も、内容をよく理解せず中学生で習った記憶があります。
地歌は母音が長く「住む」「や」「たれ」の歌詞の中で「む」を長く伸ばし、「や」の前でブレスのように音が切れており「や」と「たれ」は続いているので「住む」「やたれ」と歌いがち、、子供ながらに「やたれ」ってなんだろう?と歌っておりましたところ、そこは「住むや誰」と言う歌詞よ!と注意され、それでも「やたれ」と歌う、色香の解らない子供時分でした。
「誰(た)そ彼(かれ)」は薄暗くなって向こうにいる人が判別しにくくなった時間、、ですが、秋のこの時間、窓から風の音、虫の音を聴き「はぁ今日も1日が終わろうとしている」と感じて冷蔵庫を開け、グラスを握りしめる、、、秋万歳!
我が家の窓より
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