留学という選択 其の十

先日の「留学という選択 その九」にて、娘がどのような試験を受けるか、科目に何があるか、、を綴りましたが、13年生で受ける美術か音楽の選択試験、美術なら3時間のデッサンや、絵についての質疑応答などあるようで、今年はちなみに日本画について、、だったそうです。

もちろん11年生、12年生、13年生のテストを受けるまでに、授業でみっちり勉強するのでしょうが、日本画、、、日本人が見たって知らない絵が沢山あるのに、もちろん有名な絵なのでしょうが、デッサンや絵の鑑賞など、本当に好きでないと試験のための授業が苦痛になるそうです。なので、選択する科目は「好き」が大前提、誰々ちゃんと一緒だから、、の選択は最悪の結果を招きます。

娘は、、親の(音楽のプロの厳しい目)私から見て「音楽超ナイス!」ではないのですが、コツコツ努力家。努力できると必ず芽は開きます。 

そういえば、受験して入学した中学の最初の音楽の授業で、得意な楽器、または歌をアカペラで歌う、、と課題が出て、受験勉強で必死だった小学時代、何も楽器を習わせず、箏もほとんど弾くことなく過ごしてきて、ここで新しいクラスメイトの前で歌うのはイヤ!と娘が申し、正味2、3日で「さくらさくら」を弾けるように特訓して、音楽の授業の朝、私が学校に箏を運んだ記憶が鮮明に蘇ります。

つまり娘は、今回、学校の音楽の先生(奇跡的✨に日本人の先生)のオススメで「音楽」を選択し、「箏」という楽器は今まで試験で弾いた人がいないので、かなりのインパクトが得られるのでは!ということになり、急遽私が楽器運搬のためにスイスに行くことになりました。

試験の内容は、実技で2曲、あとはソルフェージュや楽典にあたるもののテストです。その内容を見せていただき、こりゃびっくり!私が藝大を受験した時の楽典レベルじゃないですか!!!!あまりにも苦手でもう忘却の彼方にいる楽典✈️ 専門的な話ですが、聴音や調判定、転調やら移調、、、それもフランス語😱 わからないことがあれば少しでも教えるよ!と気軽に言えないレベルで、日本語にはないフランス語の表現、確かに日本では「ハ長調」とか「変ロ短調」とか、いまだに「ハニホヘトイロハ」使ってるし、お国言葉ならではよね、楽典って。これはもう私には教えられません😭   

気を取り直し、楽器の準備、それからレッスンを行うことになり、寮での初レッスン。楽器のセットアップも終わったし、これから私が日本に帰国したら、オンラインでのレッスン、娘の帰国のたびにレッスンが続きます。

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