糸締め

今日はお箏と十七絃の糸締めをして頂きました。

舞台の前は必ず、お箏屋さんに新しい糸「新糸(あらいと)」に締めて頂きます。締めて頂くお箏屋さんによって音色は本当に、随分変わります。とっても不思議です。やはりお人柄が出るんでしょうか、、。そして演奏する曲によって調絃(チューニング)が違うので、そのオーダー通りに締めて頂くのは、まさに職人芸です。新しい糸で締めて頂いた楽器は、命を吹き返すように良い音がします。

高い調子での箏柱の並びかた、低い調子での箏柱の並びかた、全然違います。お箏屋さんは演奏こそされないですが、その曲の調絃(チューニング)に最も詳しい方かもしれません。

今日は、なかなか糸が切れない十七絃も、久々に新糸にしました。新糸にしたのは何年ぶりでしょうか?全て絹糸です。何と贅沢な、、、絹糸の新糸は7〜8万ぐらいしてしまいますが、締め直して頂くと本当に気持ちの良い音がします。幸せ〜と感じながら練習をした一日でした。

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